てったい北関東

覚書、感想、備忘録

点字の文字列表現

いまはまだ入門者の身の上、どうやって点訳作業が行われているのかわからないが、
気になるのが、点字の文字列表現。
今や手打ちなどせず、パソコンへの入力となっていると思うけど、
その際の内部のデータ表現ってどうなっているんだろう。
統一された規格や形式があるんでしょうか?

点字は6点の組み合わせで成り立っている。
左上から左下に1~3の点、右上から右下に4~6の点。
これらをブログ上で書こうとしても難しいというか、画像にしたり
①④
②⑤
③⑥
みたいな書き方をしないといけない。
これは非常に面倒くさい。

ということで、どこの点が立っているかを数字で置き換えることを考える。
たとえばnの点が立っていれば、2^{(n-1)}を足す。
x_n \in \{ 0,1 \}を、nの点が立っていれば1、そうでなければ0というふうに割り当てれば、
ある点字=\sum^6_{n=1}x_n2^{n-1}

こうすることで、たとえば「あいうえお」は次のように書ける。
あ=2^{(1-1)}=1
い=2^{(1-1)}+2^{(2-1)}=3
う=2^{(1-1)}+2^{(4-1)}=9
え=2^{(1-1)}+2^{(2-1)}+2^{(4-1)}=11
お=2^{(2-1)}+2^{(4-1)}=10

同じように計算すると
か行=32
さ行=48
た行=20
な行=4
は行=36
ま行=52
ら行=16

などとなる。
点字は6点で成り立つから、2^6通りの組み合わせがあるが、
上の計算で、各点字を0~63までの数字に置き換えることができる。

ただ、こんなことを書かれてもいまいちわかりづらいので、
あいうえお -> [1][12][14][124][24]
みたいにかけば視覚的にもわかりやすいんじゃないでしょうかっていう、
結局そうなるのかよ。