てったい北関東

覚書、感想、備忘録

Detroit: Become Human

さすが評判の良いゲーム。
本当に、映画を見てるような、というか
映画を「やっている」ような気分でゲームをしていた。
自分の選択によって、ストーリーが変わってしまう。
その変わりようも多種多彩で、結末も大きく変わる。
近未来SFな映像もきれいで、素直に面白かった。

こうやって自分がストーリーを作っていくゲームだと素直にのめりこめる。
「没入感」が本作の特徴の一つだと思うのだけど、
時たまでるボタン操作、コントローラー操作は正直没入感と直結しているかというとそうでもなく、
やっぱり映像の力のほうが大きいような感じがした。
あまり「主人公らになっている」という感覚よりは単純にリズムゲームをしているような…。
こんな、ただボタンをタイミングよく押すゲームなだけなのに、なんでこんなに面白いのかと不思議だった。

アンドロイドに自我が芽生える現象を「変異」と呼んで、
それがきっかけで人間とアンドロイドの関係性に変化が訪れる作品。
ただその「変異」にあまり説得力がないんだ。
というか、アンドロイドなのに、変異すると、ただ人間になるだけなんだよ。
思考が人間と同じになるだけ。
そっからのストーリー展開が、近未来SFっぽくならないのはこの影響…。
たぶん本作って「こういうこともできる」という実験的な部分が大きいんじゃないだろうか。
だからこそストーリーは結構ありきたりなところで収まっている。