「いつかできるから今日できる」について雑文

乃木坂の応援ソングというと「何度目の青空か？」が思い浮かぶというか
それしか思い浮かばないにわかファンなのですが、あれ、いい曲だよね。

ここのところの乃木坂の曲自体、あまりいい印象がないんですが、
それでも３ｒｄアルバムとか良かったと思うんです。
乃木坂らしさを残しつつ、大人になった今できることを
歌に表現できているような感じがして。

で、「いつかできるから今日できる」なんですが、
やっぱり好きじゃないんですよ。
とくに歌詞がどうにも。

「何度目の青空か？」の歌詞を見ると、
乃木坂らしさってこういうところなんだろうなって思うのです。
応援ソングといったっていろんな応援の仕方、あると思うんですが
自分の弱さに気づき、立ち向かう、
そんな強さを感じるような。

でも、大人になった今の乃木坂がそういう詩を歌えるのか。
そう思ってかどうなんだか知りませんが、
どうにも今回の「いつかできるから今日できる」って
実に平凡というか、つまらない歌詞に収まっている。
そう、人間ってこんなものですよ、でも頑張んなきゃねって。
それってあまりに普通すぎませんか。
（それでいて歌詞もまとまりがない）
悟った人間というか、それが大人になるということなのか、
しかしこういうスタンスの曲を聴いて応援されてる気分に果たしてなるのか。

以前、「乃木坂らしさとはなんなのか…」とメンバーが口々に独白するような
むずがゆくなるようなシーンがなにかで流れていましたが、
そりゃ最近の活動を観たらそう思うのは当然だろうなって思うんです。
かたや欅坂は最初から「欅坂らしさ」でぶっちぎってるわけじゃないですか。
秋元康は何かのインタビューで
「各々が頑張った結果が乃木坂らしさを作るんだ」
みたいなもっともらしいことをおっしゃっていましたが、
いや、それもそうだろうとも思うんですが、
でもアイドルグループだって音楽グループなんですよ。
あくまで歌って世に出す曲がなんぼなわけで、
大体その曲がいいから、今の乃木坂の人気があるんじゃないですか。
キャッチ―な曲がないとか、そういうことじゃなくてさ。

映画の主題歌だからこういう曲になるのはしょうがないのかなあと
最初は思ったりもしてましたが、でもやっぱりなあ。
あ、でも「逃げ水」は結構好きだったりします。
３期生センターには納得できてなかったりしますが。
２期生への当てつけのような「ライブ神」とかも聞くとかわいそうになるし…。